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トップベース工法 マイ独楽
世界最古の木造建築といわれる法隆寺の五重塔、日本の美しい文化を象徴するこの建造物は、千数百年もの長い間、風雪にさらされ大地震にも耐え、今なおその風格と華麗な姿を保っています。そこには古代の技術者たちが長い時間と幾多の経験から創造してきた、日本古来の偉大な知恵があったはずです。それを現代の工法に生かすことは出来ないでしょうか。
いかに地盤がしっかりしているはいえ、鉄もセメントも使わず、1200tもの五重塔が1300余年も不同沈下を起こしていないのです。基礎地盤に玉石を敷く「玉石工法」。それこそその謎を解く先人の知恵でした。そして、他の優れた工法と融和合理化して現代に甦らせたものが「トップベース工法(マイ独楽)」なのです。
この工法は、町の発明家「松井淳」さんが、古代建築の研究からヒントを得て、玉石の威力を現代によみかえらせようとして独楽の形をしたコンクリートブロックにたどり着き、発明した工法です。その後、全国マイ独楽工業会は松井さんの遺志を引き継ぎ、この工法の基礎的な研究を継続し、材料学会、地盤工学会、建築学会、土木学会等の各種学会で計数十編の研究論文を発表している。さらに砂質の液状化地盤においても威力があるとの研究成果も発表し、「千葉東方沖地震」、「阪神大震災」の厳しい試練を耐えられました。これらの研究成果および数多くの実績により工法の効果のメカニズムを明らかにし、設計方法や施工方法を確立して学会や公的機関により認証されました。
この工法は発明から約20年になるが、古代の素朴な技術をコンクリート二次製品の形で現代によみかえらせ、素朴ではあっても光を与えるべき近年の材料の発展に画期的な技術と評価されていました。
トップベース工法のメカニズム
トップベース工法は、コマ型ブロック本体の特殊な形状とその間詰砕石が応力集中を防ぎ、荷重を分散するため、軸脚部と地盤の間に摩擦抵抗が働き、軸脚部周辺地盤の側方変形を拘束し、支持力も向上、沈下抑制に効力を発揮します。
確実な工事の実施のために一般適用基準を設けています。
トップベース工法の学術的な理論解明は、京都大学の研究機関で、7年余にわたって実験が繰り返されました。そして平成2年に、財団法人土木研究センターによって2年余の調査・研究の結果、「トップベース工法設計施工マニュアル(コマ型コンクリートブロック基礎工法)」が発刊され、設計にあたっての一般的適用基準が設けられました。

地震による液状化にも優れた効果
地震国日本。いつ襲ってくるかわからない不安定な地盤の上に、
私達は生活しています。
1964年の新潟地震では、大規模な液状化が起こり、大きな被害が出ました。
その後の研究で、液状化対策に有効な工法が数多く開発されましたが、
いずれも高価で、個人住宅などの小規模工事には向いていませんでした。
1987年12月に発生した千葉県東方沖地震。
このときは地震による液状化がかなり広範囲にわたって発生した事で
大きき報道されましたが、液状化が見られた地域内で、
トップベース工法を施した住宅と施さなかった住宅を比較したところ、
施した住宅は、ほとんど被害を受けていないことがわかりました。
これを立証するため、東京大学地震研究所で各種の実験を行った結果、
「トップベース工法の基礎は、比較的軽量の構造物の液状化対策として
非常に有効である」という結果が発表されたのです。
ジオカルテによる地盤調査お見積りは基本無料にて調査、ご報告致します。軟弱地盤でお困りでしたら是非ご相談ください。
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